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インフルエンザ

インフルエンザとは

インフルエンザ

インフルエンザは、インフルエンザウイルスに感染することによって起こる呼吸器感染症です。通常の急性上気道炎(かぜ)に比べ全身症状が強く出やすいことを特徴とします。

インフルエンザにかかった人が咳やくしゃみなどをすることにより、ウイルスが空気中に広がり、それを吸い込むことによって感染します。

典型的なインフルエンザの症状は、突然の高熱、頭痛、関節痛、筋肉痛などで、のどの痛み、鼻汁などの症状も見られます。普通の風邪が流行しても死亡する人はあまり増えませんが、インフルエンザが流行すると、特に65歳以上の高齢者の死亡率が、普段より高くなるという点でも普通の風邪とは異なります。

原因と感染経路

原因となる病源体は、インフルエンザウイルスです。インフルエンザウイルスにはA型・B型・C型があります。患者の咳やくしゃみなどに含まれるウイルスを吸い込むことによる「飛沫感染」が感染経路ですが、ウイルスが付着した手で口や鼻に触れることによる「接触感染」もあります。

インフルエンザの症状

1~3日の潜伏期間の後、38℃以上の発熱、頭痛、咳、咽頭痛、鼻水、筋肉痛、関節痛などを呈します。おう吐や下痢など消化器症状が見られる場合もあり、子供、高齢の方、免疫力の低下している方などでは、肺炎や脳炎になることがあります。

予防接種(生後6ヶ月~任意接種)

インフルエンザはインフルエンザウイルスによって引き起こされる急性感染症です。
上気道炎症状・呼吸器疾患を伴うことで流行性感冒(りゅうこうせいかんぼう)と言われています。
突然の38度以上の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛、全身倦怠感、食欲不振等が現れるのが特徴です。
例年12月から流行が始まり、1~2月にピークを迎えます。例年のインフルエンザの感染者数は、国内で推定約1000万人いると言われ、直接的及び間接的にインフルエンザの流行によって生じた死亡推計数は、約1万人とされています。

インフルエンザウイルスは、A型、B型、C型の3種類があり、全ての年齢層に対して感染し、世界中で繰り返し流行しています。日本では、季節性インフルエンザは湿度と温度が低い冬季に毎年のように流行します。インフルエンザウイルスで流行するのは主にA型とB型です。A型は、特に遺伝子変異が起こりやすく、変異して、新たな感染源となって毎年流行を繰り返します。

インフルエンザが重症化しやすい方は、乳幼児、高齢者、妊娠している女性です。呼吸器、心臓などに慢性の病気を持っている方も重症化しやすく、最悪の場合は死に至ることもあります。子供は、意識障害や脳炎・脳症などを併発し、危篤状態に陥ることもあります。重症化を防ぐためにも、インフルエンザワクチンの予防接種は有用です。
インフルエンザの予防接種は、例年10月から開始されます。子供は2回行う必要があります。

嶋田病院では、予防接種を随時受け付けております。

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