当院は熊本市慢性腎臓病(CKD)病診連携システム「CKD専門医療機関」として登録しており、多くのCKD患者さんの治療にあたっています。患者さんのみならず、ご家族も一緒に協力して治療に参加できる体制があり、医師・看護師・その他専門スタッフが的確にアドバイスいたします。
CKD(慢性腎臓病)とは、腎臓機能(血液をろ過する力)が健康な人の60%未満に低下している状態、またはタンパク尿・血尿が出るといった腎臓の異常が3か月以上続く状態を言います。
初期のCKDはほとんど自覚症状がなく、気がつかないうちに腎機能が低下してしまうことが多く、これも患者を増加させてしまう原因のひとつです。近年は、糖尿病・高血圧などの生活習慣病が背景となっているCKDが多くなっています。またCKDは、タンパク尿が出現することで腎機能が低下すると虚血性心疾患・心不全・脳卒中などの心血管病が増加するといわれています。
CKDステージはGFR値を基準として、G1~G5に分けられています。日本においては、日本人の現状に合わせてステージG3がG3aとG3bに分かれています。数字が増えることで、より重症であることが表されています。
CKD進行度 GFR値 |
ステージ1 GRF90以上 |
ステージ2 GRF89~60 |
ステージ3a GRF59~45 |
ステージ3b0 GRF44~3 |
ステージ4 GRF29~15 |
ステージ5 GRF15未満 |
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腎臓機能分類 |
正常 |
軽度低下 |
軽度 |
中程度 |
高度低下 |
末期腎不全 |
内科外来診療時間
Tel.096-237-1732
診療火・木曜日のみ / 10:00~12:00